奈良県五條市について
五條市には、江戸時代から明治にかけての商業都市としての繁栄を色濃く残す「新町通り」があります。ここは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、五條の歴史を象徴するエリアです。
見どころは、建築年代が判明している民家として日本最古と言われる「栗山家住宅」。さらに、重厚な本瓦葺きや白漆喰の壁、虫籠窓(むしこまど)を持つ商家が約700メートルにわたって軒を連ねる景観は圧巻です。 往時の面影を色濃く残すこの静かな町並みは、古き良き日本の風情を感じながら、ゆったりと散策を楽しむのに最適です。
五條市西吉野町に位置する「賀名生梅林」は、北曽木の丘陵を覆い尽くすように約2万本もの梅が咲き誇る、県下有数の景勝地です。 2月下旬から3月にかけて、白や淡紅色の花々が山肌を帯状に染め上げる様子は、さながら雲海のごとし。ほのかな甘い香りに包まれたその幻想的な風景は、訪れる人々を桃源郷へと誘います。 一目千本とも称されるこの絶景は、長い冬が終わり、五條に春の訪れを告げる至宝として愛されています。
北には金剛・葛城山系、そして南には吉野の山々が静かに連なります。 これら美しい山並みに四方を囲まれた五條特有の盆地地形は、春の桜や新緑、秋の鮮やかな紅葉、そして冬の静寂な雪景色と、四季を通じて目を見張るような色彩豊かなパノラマを描き出します。
私たち建設業は、この偉大な自然の中で営みを続けるからこそ、常に環境への畏敬の念を忘れません。風景と調和し、自然と共に歩む街づくりこそが、創業以来変わることのない私たちの仕事の原点です。
五條市の中央を東から西へと貫く一級河川「吉野川(紀の川)」は、古くから地域の暮らしと実りを支え続けてきた、私たちの生活に欠かせない清流です。 近年はカヌーの聖地としても全国的に知られ、パドルを操り水面を行くその光景は、新たな五條の風物詩となりつつあります。
私たち建設業は、この豊かな水辺環境と共に歩む企業として、自然との共生を常に意識しています。地域の宝であるこの美しい景観と、川がもたらす恵みを守り、未来へと繋いでいきます。
五條市は、市町村別で日本一の生産量を誇る、名実ともに「柿のまち」です。 ハウス栽培から露地栽培まで高い技術で育てられ、盆地特有の寒暖差が育む濃厚な甘みと品質の高さは、「五條ブランド」として市場でも定評があります。
写真にあるユニークな建物は、そんな柿のまちのシンボル「柿博物館」。日本で唯一、柿の形を模したこの施設が存在することこそ、街全体が柿栽培に情熱を注いでいる証です。秋の味覚の王様を、ぜひご賞味ください。